
夏になるといつも思い出すのは、広大なアメリカ大陸のコーン畑です。
写真はハーベスターでトウモロコシを収穫しているところです。
これをはじめてアメリカに行って見たときは感動しました。 アメリカは1株のトウモロコシから1本のトウモロコシしか収穫しないのです。
種まきも、除草も、灌水も、施肥も、農薬散布も全て機械化し、収穫も大型のハーベスターでガリガリ
ともぎ取っていってしまい、トラックに入れて工場に搬入、最大で8時間程度で加工してしまうのです。
だから、アメリカのトウモロコシは美味しくて安いのです。
「適した場所に適した作物が育つ」良く大学時代の教授に言われました。
作物は適した場所でしか美味しく作れないのです。 日本がトウモロコシの栽培に不適であるとは
言いませんが、トウモロコシのように収穫のタイミングが1日から2日程度しかなく、収穫してから時間の
経過と共に急速に味が悪くなる特徴をもつトウモロコシは日本のような小規模の農業には不向きである
と云う事です。
現在、国内では自給率の向上、地場生産、地場消費が叫ばれている中、時代に逆行するようで
すが、美味しいトウモロコシはアメリカのような農業、加工環境でしか作れないのです。
そのことを消費者の方に知っていただきたい。
更に、今、食品の値段が高くなってきていると良く言われます。 どのテレビを見ても原料が高くなった
高くなったと連日のように言われています。 確かに原料は高くなっている。 でも、本当に高いのだろ
うか? 食品が安くなっている国はないのだろうか? もっと広い視野で世界をみてみると同じ商品が
安くなっている国があるような気がします。 通貨のユーロは10年前と比較すると価値が倍になって
いる。 昔、日本の円の価値が高かった頃、ユーロは弱く、中国からヨーロッパに行っていた商品は
ゴミのようなものが多かったと記憶しています。 これが、今逆転しているのかもしれません。
通貨のことを言うと専門外なので詳しく言えませんが、単純に10年前と比較すると日本円は半分の
価値しか無いと思います。 これは日本製造のものを海外に出して行くために、弱い通貨政策をとった
日本の問題なのでしょうが、現在、日本で作られている食品や、様々なものは必ず海外品が使われて
います。 従って、輸入する際にこの輸入品の支払いは必ず日本円が使われているわけです。 価値
が下落している通貨で支払うわけですから、少し前は100円支払えばよかったものが、今日は120円
明日は150円となるわけです。 なんか、円を1ドルに対して、70円とか80円のレベルにすれば、他国
とのバランスがとれて、食品の値段は上がらないのに。 そんなことを考える毎日です。
やまざき